インド綿の浴衣でむかえる夏
「今年こそは浴衣を着よう」そう思いながら毎年過ぎていってしまうあなたの背中を押す「インド綿の浴衣」の魅力をご案内します。

インド綿の浴衣、という選択肢
インド綿。インドの大地で収穫された木綿から作られる薄くかろやかな木綿生地です。
インドは一年の大半が暑く、雨が降らない場所も多いので着るものにも過ごしやすい工夫がされてきました。

ブロックプリントとは
インドの首都、デリーから260キロ。砂漠の入り口、ラジャスターン州ジャイプル市。


ここでは「ブロックプリント」という技法を使った生地が生産されています。
ブロックプリントとは、木彫りの木版(ブロック)を使い、生地に直接ハンコのように押してゆく技法です。
職人さんが全て手彫りで版木を作って行きます。

ジャイプルではこの版木を作る工房がいくもあり、トンカントンカンとかろやかな音が響いています。
↓これが出来上がった版木です。

1色=1版。重ね刷りする場合はその色の数だけ版を用意します。

これを一つ一つ手作業で生地に押してゆきます。気の遠くなるような作業ですね。

この版をずらさないように、そして同じ濃度で正確に押していくのが職人技です。とはいえ手作業です。よく見ると版ズレや、色むらが起こることがあります。この手仕事感がとても愛おしい。世界に一つだけ、自分だけの「個体差」です。

日本の夏と相性がいいインド綿の理由
浴衣を着てみたいけれど、なんとなく先延ばししてしまう理由はいろいろありますが、一番大きいのは、
浴衣は暑い
からかもしれません。日本の高温多湿の気候と、織りの密度の高い木綿生地が合わず、とにかく暑い。そして帯が苦しい…。
オシャレは我慢、これは昔の話。
インド綿は従来の浴衣よりも薄くて軽いので風通しがよく、汗をかいてもすぐに乾きます。
着る人も見る人も涼やかでいられますね。帯もかろやかな 大人の兵児帯 などで風通しよくしますと、さらに快適に過ごせます。


お手入れもご自宅で簡単に。毎週浴衣でお出かけ も夢ではありません。
6月11日から京都で 展示会 を行います。実際にお袖を通したらもっとはっきり実感していただけます。

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または、和装専門ショップ でもお求めいただけます。

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今年の夏は一度きりです。どうぞよい夏をお過ごしください。
May the Kawaii be with you.
かわいいと共にあらんことを
