インドシルクの鼻緒の下駄を自分で選ぶという贅沢
ご自身で選んだ下駄台と鼻緒を職人さんにすげてもらう。そんな贅沢な体験をご案内します。
3月25日から東京谷中で開催の「THE VINTAGES アンティーク着物とインドの雑貨展2022春」では鼻緒のおあつらえ体験ができます。
具体的には、鼻緒のついていない下駄のボディと、下駄にすげる前の鼻緒をお好みで選んで、熟練職人さんに仕上げてもらう。というセミカスタマイズです。
<お手元に届くまでの流れ>
下駄台と鼻緒を選ぶ。
タイプによって価格が異なります。
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選んだ下駄と鼻緒をお預かりして、HitoMiから職人さんにすげをお願い。
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4月第2週(展示会終了後翌週頭)ころ完成。
ご自宅へゆうパックで発送。
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お受け取り。
となります。
ご不明点はお気兼ねなく お問い合わせ ください。各種SNSのDMなどでも承ります。
<可愛い系、雅系、どれを選ぶ?>
鼻緒はインド更紗や、ヴィンテージシルク、ブロックプリントなど。
<通好み or ふだん使い>
下駄台(下駄の本体)はクラシカルな木目を生かしたタイプや、艶やかな漆塗り、今回初登場の「足が痛くなりにくいふわふわタイプ」もご用意しています。
同色でマッチングさせるもよし、反対色でパッとアクセントもよし。
自分だけの特別な下駄を選ぶ楽しみは、大人だけの特権です。
展示会という対面形式でしかご紹介が難しい、特別なおあつらえです。
職人さんがすげてくれた鼻緒はへたりにくく、長く歩いても脚にくる疲れが違うと言われます。
カスタマイズ&メンテナンスしながらずっとお付き合いするレザーのブーツに少し似ています。
<下駄は分業制>
下駄を作るのには、50近い工程があり、分業制です。
浮世絵のように、下駄台を作る職人さん、漆を塗る職人さん、鼻緒を作る職人さん、と細かく分かれています。
が、みなさんお気付きのように、日本の伝統工芸は減少の一途をたどっています。中国製の工業品に押され、後継はおらず、さらに今回のコロナ禍で熟練の職人さんがひとり、またひとりと旅立たれてしまいました。
もう失われてしまった技法、もうすげられない鼻緒があります。
ゆっくりと沈みゆく太陽のように、黄昏時をただ眺めているのでは少し寂しい。
わたしたちは「可愛いから、履いてみたい」そんな不純な動機で少しだけ抗ってみるのも良いかもしれないと考えています。
サステナブル。
近頃耳にするビジネス用語です。「持続可能な」「継続できる」といった意味だそうです。
口にするのは簡単ですが、実現は遠く、厳しい。
それでも、手の届く範囲で、お顔が見える距離で、「可愛い」と思っていただける方へ届きますように。
May the Kawaii be with you.
かわいいと共にあらんことを